大胆不敵たれ！がモットー、ジョージ・パットン将軍がモデル。 手に持っているのは実際に彼が使っていた拳銃Colt SAA.45（製造番号332088）。金ピカで装飾までされている。まだ若き少尉時代に大枚叩いてコルト社に特注した逸品。見た目とは裏腹に実戦でも頻繁に使用していた。
二度の世界大戦で戦果を挙げ、特に北アフリカでは、フリーデンダールの後任として弱いアメリカを叩きなおし機動力と攻撃力で敵を次々に叩き潰した。43年シチリア上陸作戦、44年のノルマンディ上陸作戦などで武勲をたて、45年に陸軍大将に昇進。 暴言、暴力沙汰、不倫、他の将官との衝突などのスキャンダルも多かったが、厳格な規律と訓練を将兵ともに厳しく行わせ、自らが最前線で指揮を取る姿などから、「熱血漢Old‐Blood&Guts」と尊敬されていたようだ。 戦後すぐの1945年12月、交通事故で死去。
様々な伝説的な発言や行動を持つ彼だが、それは是非自分で調べて笑ったり感動したり呆れたりしてほしい。 紹介させてもらえるならば『パットンのスピーチ』もしくは『ザ・スピーチ』、脚色などもあるが1970年公開の映画『パットン大戦車軍団』をオススメする。
なお、パットンが愛称になった戦車は4種類も存在する(M46、M47、M48、M60)。 ただしアメリカ陸軍が正式に愛称を与えたのはM46、M47、M48の3両であり、M60の愛称は非公式なものである。
