ハルム のバックアップ差分(No.1)

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*元ネタ紹介 [#introduction]
ギュンター・ハルム中尉。
1942年、当時19歳の2等兵だったハルムは、対戦車砲76mmPak36(r)の照準手として第1次エル·アラメインの戦いでイギリス軍第23機甲旅団と対峙、
装填手らが負傷する中ごく短時間のうちに一人で9両の戦車を撃破、6両に損傷を与え同旅団の攻撃を頓挫させた。
英第23機甲旅団はこの直後、救援に駆けつけたドイツ軍第21機甲師団により文字通り全滅させられている(戦車140両中116両を損耗、戦車兵の半数近くが死傷)。
この功績により、騎士鉄十字章を受章し上等兵に昇進している。
当時受章者としては最年少だったことから受章の様子はドイツ週間ニュースにも取り上げられた。
43年、負傷による後送・療養後に降下猟兵へ転科し、同年10月に空軍軍曹、11月に曹長に昇進している。
続いて士官教育を受け44年3月には中尉として第21機甲師団192装甲擲弾兵連隊兵站部隊に所属、連合軍のノルマンディー上陸を迎え撃った。
第21機甲師団はその後、ファレーズ・ポケットで大部分が米英軍に降伏、ハルムも捕虜となり米国で終戦を迎えている。
2017年9月26日、95歳でこの世を去った。
**76mmPak36(r) [#md638040]
ソ連のカノン砲76mm師団砲M1936(F-22)を、独ソ戦初期に大量に鹵獲(1300門以上!)したドイツ軍が改造したうえで正式採用した対戦車砲。
F-22を軽量化した後継のF-22USVの鹵獲・改良品はPak39(r)と呼称される。
当時のドイツ歩兵師団が主に装備していた3.7cm砲や5cm砲ではT-34やKV-1には歯が立たず、
7.5cm砲は配備が遅れ、88mm砲は空軍所属のためいちいち要請が必要だったため、かなり重宝された。
東部戦線のみならず一部は後送されドイツアフリカ軍団などにも配備された。(ハルムの部隊もこの一つ)
7,5cm砲の生産が追いつくまでは二号戦車を改造した自走砲マーダーⅡや38(t)戦車を改造したマーダーⅢ用の砲としても搭載されている。
鹵獲数が多かったため、終戦時点でも150門以上残っていたという。


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