シモンズ のバックアップ差分(No.2)

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*元ネタ紹介 [#introduction]

元ネタはカナダ軍のガイ・グランビル・シモンズ中将。第二次大戦ではカナダ第1・第2軍団を指揮し、1951年にはカナダ軍参謀総長に任命される。
ノルマンディー上陸作戦が成功してフランスを奪還した連合国軍であったが、前線では補給拠点の確保に苦戦し、このころから慢性的な補給不足に苦しんでいた。
そこでオランダの要衝スヘルデ川河口域に拠点を設けるべくシモンズ率いるカナダ軍を進めるが、ドイツ軍は地形を活かした堅固な防衛線を張り巡らせて待ち構える。
延べ5週間にも及ぶ攻防戦の末、多大な被害を出しながらもカナダ軍はスヘルデ川周辺を制圧。送られる補給物資は停滞ぎみだった西部戦線の大きな活力となった。
**テラビン水陸両用車[#f8720953]
イギリスの造船会社ソーニクロフト社が設計し、同じくイギリスの自動車会社モーリスが生産した軍用水陸両用車両。
イギリス軍はノルマンディー上陸作戦時、兵員や物資を揚陸するために米軍の水陸両用車「DUKW」の供与を期待していたが、
さすがの物量王もD-ディまでにはイギリス軍に貸し出せるほどの量を調達することが出来ず、仕方なくイギリスは自作する事を決定する。
だが、出来上がったテラビン水陸両用車 MK.Iはこれまた欠陥だらけのシロモノだった・・・
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テラビンは二基のエンジンを搭載し、それぞれ左右片側づつの車輪を駆動、二本のレバーで左右のエンジンの出力調整をして運転するスキッドステアという方式を採用したが、
二基のエンジンの同期が取れずに故障が頻発、どちらかのエンジンが壊れた場合には直進すら難しくなった。  &color(Gray){そもそも以前に失敗した方式だったんだけど・・・};
また水上運用の際には、喫水線が深めだった為に天井のないオープントップ方式だった本車は多少の荒天で簡単に浸水し、転覆の危険すらあったという。
極めつけは全高が3m近くとティーガーI型並みに高く、上陸後はいいマトだっただけでなく昇降用のハッチやドアが無かった為に
兵員が降りようとすれば落ちて怪我をする、物資を下ろすのにも一苦労(というか中央にエンジンのある車体レイアウトのせいで、貨物室が前後に分かれていて大砲のような大きな物が積めないのだが)
とまぁ「そもそも何でコレ作ったんだっけ?」と頭を抱えたくなる欠点を数多く取り揃えていた。
それでもイギリス軍は、初陣では確かに大きな活躍をしたテラビンを見捨てることはせず、数々の欠点を克服したMK.IIを開発、試作機まで完成させた
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が「DUKW」の供給見通しが立った為に速やかに放棄してしまったそうな・・・

*コメント [#comment]
#pcomment(,reply,10,)


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