ホロックス のバックアップ(No.2)

元ネタ紹介 Edit

ブライアン・ホロックス。イギリス軍中将。
モントゴメリー麾下の将校の中でも飛び抜けて優秀と言われ、米軍のアイゼンハワー元帥やギャビン准将などからも賞賛されている。
「マーケット・ガーデン作戦」のガーデン作戦の指揮をとり、自ら第30軍団を率いて進軍した。
しかし、5番目の橋、最終到達点のアンヘムで、作戦を中止。
彼女の「あの橋は遠かった」というセリフは、本戦を舞台とした映画「遠すぎた橋」より。
が、劇中でこのセリフを言うのは実はホロックス中将ではなく、マーケット作戦の方の指揮官フレデリック・ブラウニング中将である。
ちなみにゲーム中ホロックスちゃんが言う「まるで騎兵隊みたい」というセリフは、映画では作戦開始前にエドワード・フォックス演じる中将が兵たちに演説をした際に出てくる。
中将自身もこの映画にスーパーバイザーとして参加しているので、本当にそう言ったとしてもおかしくはない。
実際、実に茶目っ気のある人好きのする性格だったらしく、兵たちの人望も厚かったという。
戦後はテレビの解説者としても活躍したというのも頷ける話である。

マチルダII 歩兵戦車 Edit

マチルダII 歩兵戦車はイギリスが第二次世界大戦に投入した歩兵戦車。
装甲は歩兵戦車として十分な厚みを持つことが(最大75mm。総重量26t)優先された為に、速度は遅く(最大24km/h)、2ポンド砲を搭載した。

しかしこの2ポンド砲は致命的な欠点を抱え込んでいた。それは榴弾が撃てない事である。え?「榴弾なんて戦車には効かないから要らない」って? ・・・確かに榴弾は戦車に対して威力不足ではある。(大口径砲は除くとして)だが軟目標(対戦車砲、対空砲etc)を攻撃するさいには榴弾が必要不可欠なのだ。(詳しいことは後述)

本車は主に、西方方面で活躍した。
厚い装甲は38/35(t)戦車やIII号戦車、IV号戦車(短砲身装備)の徹甲弾を悉く跳ね返した。
北アフリカでも戦闘が始まると、投入された。
厚い装甲はそこでも有効であり、「戦場の女王」とも呼ばれた。(随伴する兵士が蜂で、マチルダを女王蜂に見立てたもの)

だがバトルアクスにおけるハルファヤ峠攻防戦であの「アハトアハト」で名を知らしめた、8.8cm高射砲の水平射撃で多数撃破された。
陽炎で発見しにくいこともあったが、なにより榴弾が撃てず、同軸機関銃も効果が薄かったことが原因である。
これに対してロンメル元帥は「Mk.IIは"歩兵戦車"と呼ばれているのに、敵歩兵に撃つべき榴弾が用意されていないのは何故だろうか。実に興味深いものだ。」と回想を残した。

1942年になると、貫通力の高い7.5cm長砲身砲を装備したIV号戦車が登場し、厚い装甲は飾りになってしまった。
更に榴弾を撃てる6ポンド砲を装備したチャーチル歩兵戦車が登場し、アメリカから供給されたM3/M4中戦車も続々と配備されてゆき、マチルダIIは第一線を引いた。

ソ連にもレンドリースで当て付け供給されたが、脚回りなどで評判が悪かった。(反面、チャーチル歩兵戦車の評判は良かった)

改良型はMk.Vまで存在する。


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